« NOVA (英語)Level 5になった | メイン | W21T発表か »

2004年10月 2日

県内事故件数「携帯」上回る 「ハンズフリー」通話(信濃毎日新聞社)

県内事故件数「携帯」上回る 「ハンズフリー」通話

 手で持たずに通話する「ハンズフリー」の状態で、車の運転者が携帯電話を使用中に起こした人身交通事故が今年一―八月末で二十六件に上り、携帯電話を手にして使用して起こした事故の件数(二十件)を上回っていることが二十九日、県警のまとめで分かった。十一月一日施行の改正道路交通法で、運転中に携帯電話を使用すると、罰則が適用されるが、ハンズフリーの場合は、両手が使えるため適用外。専門家は「ハンズフリーでも危険性は変わらない」と指摘しており、「適用外」をめぐって論議を呼びそうだ。

 県警交通企画課は、今年から携帯電話使用中の事故について「ハンズフリー」の項目を設けて統計を取り始めた。それによると、八月末までに、携帯電話を持って使用していた時の事故は、電話を掛けるための操作中が三件、かかってきた電話を受ける操作中が三件、相手と通話中が六件、電子メールの操作などの「その他」が八件の計二十件。三十三人がけがをしたが、死亡はなかった。

 ハンズフリーの場合は動作別に分類されていないが、同期間で二十六件の事故が発生、三十四人がけがをした。九月に入ってからも中信地方でハンズフリーで通話中のトラックの運転手が、前方注意を怠り、停車していた乗用車に追突、乗用車の運転手にけがをさせた事故が報告されている。今回の統計について同課は「はっきりした因果関係は分からないが、ハンズフリーでも危険があることを示している」としている。

 立命館大学の飯田健夫教授(人間工学)によると、ドライバーの携帯電話に外から電話し、簡単な質問に答えさせる実験で、答えている間は視点がほぼ固定され、視野内の信号への反応も遅くなることが分かったという。飯田教授は「ハンズフリーでの実験はまだしていないが、ハンズフリーでも運転中の通話は眼球運動や判断能力を低下させ安全運転に支障をきたすと考えられる」と話している。

 英国の保険会社の実験では、ハンズフリーでの携帯電話の通話時は酒気帯び時よりも速度や前方車両との距離を一定に保つことが困難になり、多くの警告標識を無視した―との結果も出ている。

 警察庁は、長野県警の統計について「詳細が分からないのでコメントできない。運転中のハンズフリーを認めないとすれば、運転手が同乗者と話をすることも認めないということになってしまう」(広報室)とし、ハンズフリーでの携帯電話使用への罰則適用は検討していない。

(・3・)エェー。最後のコメント変だよ。
同乗者との会話と電話は運転者の危険度では簡単に同一視できないと思うんだけどなあ。同乗者は状況を共有しているから会話内容も周辺状況に影響を受けるし運転の注意を維持しやすいけど、電話だと会話の維持のためには運転とまったく別の意識が必要になるわけだしなあ。

ところで、もともとハンズフリーかどうかに関係なく運転中の電話は同じ様に危険性が高いというデータがあるとは聞いていたけど、今回の話はむしろハンズフリーの方が件数が多いのか。法整備の関係でハンズフリー率が上がっただけなんだろうけどな。
いずれにしろ私も気をつけないとな。

投稿者 koizuka : 2004年10月 2日 18:54 カテゴリ: Car | 携帯電話

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.koizuka.jp/~koizuka/movabletype/mt-tb.cgi/103

このリストは、次のエントリーを参照しています: 県内事故件数「携帯」上回る 「ハンズフリー」通話(信濃毎日新聞社):

» ハンズフリーキット 当選 from 懸賞日記:風水で懸賞生活体験記
今日は、インポートショップ マリオさんからオープン記念でハンズフリーホンキット... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年7月16日 23:29

コメント

コメントしてください




保存しますか?